在宅勤務・リモートワークが定着した昨今、自宅でパソコン作業をすることが増えてきたのではないでしょうか。
でも、リビングにあるソファーやダイニングの椅子では、長時間のパソコン作業には不向きです。
パソコン作業に合ってない椅子では、自然と姿勢が悪くなりがち。腰痛に悩んでいる人は多いです。
そこで、このページでは、腰痛にならないための椅子選びのポイントについて解説します。

もくじ
パソコン作業で腰痛になる原因は、「姿勢」にあった!
まず、パソコン作業で腰痛が起こる原因からみていきましょう。
パソコン作業で腰痛になる最大の理由は、「姿勢」です。
パソコン作業をするときの理想的な姿勢は、次のとおりです。

ただ、自宅のソファーやダイニングにある椅子でパソコン作業をすると、無理な姿勢になることが多いです。
長時間、変な姿勢で作業をすると、腰の筋肉に負担をかけ続け、血行不良から痛みを感じるようになります。
例えば、リビングのソファーに腰かけて、目の前のローテーブルにパソコンを置いて作業すると、自然と前かがみの姿勢になりがち。
腰だけでなく、首や背中にも負荷をかけてしまいます。

ダイニングテーブルとダイニングチェアーの場合は、座面が固く、長時間座っていると腰やお尻が痛くなります。
テーブルと椅子の高さが合っていなければ、さらに肩こりも引き起こします。

パソコン作業をしていて、腰や首、肩に痛みを感じるなら、椅子が合っていないサインです。
体に負担をかけることなく、快適にパソコン作業ができるようになるには、理想的な姿勢を保てる椅子への変更をおすすめします。
それでは、あなたに最適なデスクチェア選びのポイントをみていきましょう。
リモートワークの椅子を選ぶ時の3つのポイント
私が考えるリモートワークに適した椅子の選び方をまとめてみました。
- 体格や姿勢に合わせて、座面・肘置きの高さが調節できること
- 座面のクッション性が良いこと
- フローリングを傷つけにくいキャスターであること
私は、地方都市に住んでいます。
そのため、リモートワークは無縁と考えていました。
しかし、会社内で新型コロナウィルス感染症の濃厚接触者が出たことで、突然、リモートワークを強いられる事態になり、椅子の重要性を痛感!
そこで、私が考える椅子の選び方のポイントを以下に詳しく述べていきます。
【ポイント1】体格や姿勢に合わせて、座面・肘置きの高さが調節できること
パソコン作業に使う椅子は、上述の理想的な姿勢になるよう調整できるものを選びましょう。
私は、体に負担のかからない姿勢には、意外と肘置きが重要だと感じています。
肘置きがあることで、腰が固定され、作業が楽にできるのです。
とはいえ、体格は、人によってまちまちです。
椅子を選ぶときは、体格に合わせて、座面の高さや肘置きの高さが調整できるか確認するようにしてください。
【ポイント2】座面のクッション性が良いこと
座面のクッション性が良いことは、快適な椅子選びで重要なポイントです。
座面の固い椅子では、腰だけでなくおしりも痛くなります。
椅子の座面に体圧が分散されるようなクッション性があることを確認してください。
体圧が分散されないと、下図の右の図のようにおしりの一部に圧力が集中し、長時間座っていると痛みを感じます。

また、腰を支えてくれるクッション付きの椅子が良いです。これを「ランバーサポート」といいます。
ランバーサポートは、理想的な姿勢になるよう腰のカーブにフィットし、姿勢を整えてくれます。

ランバーサポートがあることで、腰の負担がグッと減ります。
座面のクッション性が良いこと だけでなく、理想的な姿勢をサポートしてくれる椅子を選びましょう。
【ポイント3】フローリングを傷つけにくいキャスターであること
リモートワークで使う椅子は、フローリングを傷つけにくいキャスターのものを選びましょう。
作業場所の床がフローリングの場合、椅子のキャスターによっては、床に傷たくさんの傷を作ってしまいます。
私は、昔、家でパソコン作業を行っていたところ、無意識のうちに、椅子のキャスタ-で床を傷だらけにしたことがあります。

過去の私と同じ失敗をしないため、キャスターがフローリングを傷つけにくい素材であるかも確認しましょう。
フローリングを傷つけにくいキャスターは、ウレタン製のものがおすすめです。
しかし、ウレタン製キャスターの椅子は価格が少し高めです。
そのため、価格を抑えて床の傷の対策を行うなら、 チェアマットを使用するようにしてください。
チェアマットを敷いておけば、床に傷ができるのを防ぐことができます。
例えば、次のチェアマットなら、椅子が動く範囲をしっかりカバーすることができます。使っている最中にズレることもなく、おすすめです。
どうしてもチェアマットを敷きたくない場合は、ウレタン製のキャスターに交換する方法もあります。
例えば、交換用のウレタン製キャスターには、次のようなものがあります。
しかし、多くの場合、チェアマットの方が安価です。
腰痛などに悩まないため、パソコン作業には、これらのポイントを満たす椅子を選ぶようにしてください。
リモートワークに最適!おすすめの椅子3選
ここからは、リモートワークに最適な、おすすめのデスクチェアを紹介します。
上記の選び方でお伝えした内容を踏まえつつ、コスパの良い椅子を厳選しました。
デュオレスト オフィスチェア

サイズ | 幅 67.4cm×奥 67.4cm×高 109.5~117.8cm |
---|---|
重量 | 19kg |
座面の高さ調整 | 〇 |
肘置きの高さ調整 | 〇 |
座面のクッション性 | ◎ |
キャスターの素材 | ウレタン |
- 人間工学に基づいて、健康、メカニズム、デザインなどを探求して誕生した人間工学椅子
- 背面が分離!体圧を分散して腰痛軽減
- 背もたれがフレキシブルに動いて心地よさを維持
この椅子は、人間工学に基づいた設計になっています。座り心地が抜群に良くて、おすすめです。
ランバーサポートはないものの、下図のように2つの背もたれが腰の両脇をやさしく包みこみ、腰への負担を軽減します。

座面の高さ調整は、ガスシリンダーで簡単にできます。
肘置きの高さ調整も、ボタンで簡単にできます。体型に合わせて肘を置く高さを自由に調節できます。
また、フローリングなどを傷つけにくいウレタンキャスターなので安心です。
タンスのゲン G-AIR ハイバック オフィスチェア

サイズ | 幅64〜66cm×奥行64〜66cm×高さ107~114cm |
---|---|
重量 | 12.55kg |
座面の高さ調整 | 〇 |
肘置きの高さ調整 | × |
座面のクッション性 | 〇 |
キャスターの素材 | 不明 |
- 背中全体をサポートする「ハイバックチェア」
- 通気性抜群の爽やかメッシュ生地
- 移動可能なランバーサポート付き
G-AIR ハイバック オフィスチェアは、背面、座面がメッシュ生地になっているので、オールシーズン爽やかに使えます。
肘置きの高さは変えられないものの、肘置きを着脱することができます。
どうしても肘置きの高さがデスクに合わないときは、肘置きを取り外して使うことができます。
ランバーサポートは、下図のように簡単に移動できます。いらない場合は取り外すことも可能です。

この椅子の最大のメリットは何といってもコスパが良いことです。
在宅勤務環境を整えるために、椅子に数万円かけるのをためらう人もいると思います。そういう方にはこの椅子がおすすめです。
しかし、キャスターはウレタンではないので、上述したチェアマットと合わせて使用するようにしてください。
GTRACING ゲーミングチェア

サイズ | 幅67.31cm×奥行51.15cm×高さ120.65cm~132.08cm |
---|---|
重量 | 22.18kg |
座面の高さ調整 | 〇 |
肘置きの高さ調整 | 〇 |
座面のクッション性 | 〇 |
キャスターの素材 | 不明 |
- 首までしっかり支えてくれるハイバック
- 体を優しく包み込むような座り心地
- 約165°まで背もたれをリクライニング可能
ゲーミングチェアはその名の通り、ゲームをするために作られた椅子。
長時間ゲームをしても疲れないように作られています。
そのため、仕事で長時間座っていても快適です。
座面の高さは、片手で簡単に調整できます。
座面の素材は、長時間座っても疲れにくい高反発ウレタンです。
しかも、下図のように165°まで倒すことができるので、椅子の上で昼寝することもできます。

肘置きは、高さを変えられるのはもちろん、横方向への角度調整もできるので、あなた仕様の椅子に変えられます。
GTRACINGのゲーミングチェアは、数あるゲーミングチェアーの中でも特にコスパが良いです。
Amazonでのカスタマーレビューも評価が高く、おすすめです。
まとめ
このページでは、リモートワークの椅子の選び方のポイント、おすすめの椅子3選を紹介しました。
リモートワークでパソコン作業をする場合、腰痛にならないためにも椅子選びが非常に重要です。
腰痛を防ぐには、理想的な姿勢になるようにサポートしてくれる椅子を選びましょう。
最後に、このページで紹介した椅子をまとめておきます。
ぜひ、あなたにピッタリな椅子を見つけてください。
商品 | デュオレスト オフィスチェア | タンスのゲン G-AIR | GTRACING ゲーミングチェア |
商品画像 | ![]() |
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コスパ | △ | ◎ | 〇 |
横幅×奥行 | 67.4×67.4 | 64×64 | 67.31×51.15 |
高さ | 109.5~117.8 | 107~114 | 120.65~132.08 |
重量 | 19kg | 12.55kg | 22.18kg |
座面の高さ調整 | 〇 | 〇 | 〇 |
肘置きの高さ調整 | 〇 | × | 〇 |
座面のクッション性 | ◎ | 〇 | 〇 |
ランバーサポート | なし | 有り | 有り |
キャスター素材 | ウレタン | 不明 | 不明 |
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