今ではすっかり定着したWeb会議。とても便利ですよね。会社の自席で気軽に会議を行えます。
30分の会議をするために片道1時間かけて外出していた頃を思い出すと、すごい効率アップです。
でも、ノートパソコンの内蔵マイクを使ってWeb会議に参加したところ、相手から「周りの音がうるさい」と言われた経験はありませんか?
そこで、役に立つのがヘッドセットやイヤホンマイクです。
ヘッドセットやイヤホンマイクを使うことで、周囲のノイズをカットして、自分の声だけクリアに相手に聞こえるようになります。
このページでは、会社の自席でWeb会議に参加するため、周囲の音を拾わないヘッドセット/イヤホンマイクについて説明します。
もくじ
Web会議にヘッドセット/イヤホンマイクがおすすめな理由
会社の自席でWeb 会議を行うときには、ヘッドセットまたはイヤホンマイクを使うのがおすすめです。
ノートパソコンに標準で付いているマイクでは、思いのほか、周囲の音を拾ってしまいます。
自席の場合、「周りに誰もいない」または「周囲の人がしゃべらない」といった環境は、まずないでしょう。
パソコンの内蔵マイクが周囲の音を拾ってしまうのは、「無指向性」タイプのマイクがほとんどだからです。
無指向性マイクは、全ての方向の音を同じ感度で拾います。
そのため、パソコンの内蔵マイクは、メインの音であるあなたの声のほか、同僚の声や電話のコール音などの雑音も拾い、相手に伝えてしまいます。
私はWeb会議を始めた当初、良かれと思い、マイクのボリュームを最大にしてWeb会議をしていました。すると自分の声だけでなく、エアコンの音や周りの雑音も相手に聞こえてしまい、「雑音がひどくて声が聞き取れません」とよく言われたものでした。また、同僚が隣の席で楽しそうな会話をしていると、それが相手に聞こえたようで「楽しそうですね」なんて皮肉を言われたこともあります。
ヘッドセットやイヤホンマイクを使えば、このような問題を解決できます。
ほとんどのヘッドセットのマイクは単一指向性。周囲の音を拾いにくくなります。
さらにノイズリダクション機能付きのものなら、周囲の雑音をカットして、あなたの声だけをしっかり相手に届けてくれます。
あなたがささやくように喋っていたとしても、相手には問題なく聞こえますよ。
実は、私は、声が小さめの方です。
そのため、Web 会議のときは、いつも大きめの声で話すように意識していました。
ヘッドセットやイヤホンマイクを使うようになってからは、いつもの私の声量で大丈夫。
普段の話し方を変えることなく、Web 会議に気楽に参加できるようになりました。
周囲の音を拾わないヘッドセット/イヤホンマイクの選び方のポイント
では、周囲の音を拾わないヘッドセットまたはイヤホンマイクは、どのような点に注目して選べば良いのでしょうか。
私の経験をもとに、ヘッドセットまたはイヤホンマイクの選び方のポイントをまとめてみました。
- マイクが単一指向性+ノイズリダクション機能が付いていること
- 有線か無線か
- 片耳か両耳か
- マイクの位置
- リモコン機能
それぞれについて詳しく述べていきます。
【ポイント1】マイクが単一指向性+ノイズリダクション機能が付いていること
マイクは、まず、単一指向性タイプかつノイズリダクション機能が付いているものを選びましょう。
とはいえ、ヘッドセットのマイクのほとんどは、単一指向性。
購入するときに、念のために、確認するくらいで問題ありません。
ノイズリダクション機能とは、ノイズを削減する機能のことです。
この機能が付いていると、周囲の雑音をカットしてくれ、自分の声が相手に良く伝わります。
上述のとおり、わたしは声が小さく、大きな声でしゃべるのがストレスです。
私は、ノイズリダクション機能付きのマイクを使うことで、とても快適に Web 会議に参加できるようになりました。
ストレスなく Web 会議に参加するには、単一指向性のタイプかつノイズリダクション機能が付いているマイクを選ぶのがポイントです。
【ポイント2】有線か無線か
ヘッドセットまたは、イヤホンマイクの接続タイプには、有線タイプと無線タイプの2種類があります。
どちらを選んでもWeb会議の使用には問題ありません。
ただ、それぞれ特徴が異なります。
あなたの使い方に合わせて、都合の良い方を選んでください。
有線タイプ
有線タイプの一番のメリットは、充電切れを気にすることなく使えることです。
長時間のWeb会議の場合でも、充電切れの心配がありません。
ただ、パソコンやスマホの接続端子と合わせる必要があります。
スマホによっては、イヤホンマイクで最もスタンダードな3.5mmステレオミニ端子を搭載していないものがありますので、要注意。
ノートパソコンの場合、イヤホンジャックが付いているモデルがほとんどなので、接続の問題はないでしょう。
充電切れを気にしたくない方は、有線タイプのイヤホンマイクを選びましょう。
無線タイプ
無線タイプは、Bluetooth接続が主流です。
ケーブルがないため、手元がごちゃごちゃすることがありません。
パソコンからある程度離れたところでも、音声を聞いたり、会話したりすることができます。
会議中、ヘッドセット/イヤホンマイクをつけたまま、印刷物などを取りに行くこともできるので便利です。
また、Web会議の前後で、ケーブルをパソコンやスマホにいちいち脱着する手間もなくなります。
ただ、無線タイプのヘッドセット/イヤホンマイクでWeb会議に参加する場合に気を付けたいのが、充電切れです。
充電をしばらくしていなかったり、長時間のWeb会議だったりすると、途中で充電が切れるかもしれません。
ワイヤレスのヘッドセット/イヤホンマイクを選ぶなら、充電切れのリスクも頭に入れておいてください。
【ポイント3】片耳か両耳か
ヘッドセット/イヤホンマイクには、片耳で音声を聞くタイプと両耳で聞くタイプの2種類があります。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
片耳タイプ
片耳のみで音声を聞くため、周囲の音を聞きながら会話が可能です。
電話がかかってきたり、同僚から話しかけられたりしても、すぐに気づくことができます。
両耳タイプ
両耳から音を聞くのでしっかり会話に集中したい場合に最適です。
周りの音にも気づく必要がある方は片耳タイプ、Web会議で大事な会話を聞き逃したくない方は両耳タイプがおすすめです。
【ポイント4】マイクの位置
マイクの位置は、ヘッドセット/イヤホンマイクの形態やモデルによって異なります。
有線タイプの場合は、リモコン部分やネックバンド部分にマイクが内蔵されているのが一般的。
口元により近い位置に通話用マイクを搭載したモデルがおすすめです。
マイクが口元から遠いと声を拾いにくいだけでなく、ノイズも拾いやすくなります。
一方、無線タイプでは、イヤホン本体にマイクが内蔵しているものが多いです。
イヤホンをつけている人の口元の声だけを拾う機能が付いたものがおすすめです。
【ポイント5】リモコン機能
イヤホンマイクの多くには、リモコン機能が搭載されています。
リモコンでは、マイクのオン・オフやボリュームの調整などできますが、できる操作は商品ごとに異なります。
リモコン操作のしやすさや機能、操作部の位置やボタン配置もチェックしておきましょう。
あなたの希望に合うものを手に入れるため、ヘッドセット/イヤホンマイクは上記の 5 つのポイントに着目して選ぶことをおすすめします。
おすすめの周囲の音を拾わないヘッドセット
ここからは、Web会議におすすめのヘッドセットとイヤホンマイクを紹介します。
どれもノイズキャンセリング機能付き、マイクの収音の性能が高いものを厳選しました。
あなたのヘッドセット/イヤホンマイク選びの参考にしてください。
EKSA 業務用 ワイヤレスヘッドセット
有線タイプ/無線タイプ | 無線 |
片耳タイプ/両耳タイプ | 片耳 |
重さ | 75g |
再生時間(1回の充電で) | 45時間 |
EKSA 業務用 ワイヤレスヘッドセットは、通話に特化したマイクを搭載。
ENCノイズキャンセリングなので、周囲の音が最大99%削減され、あなたの声だけを相手に伝えることができます。
充電スタンドも付属しているので、使用していないときにヘッドセットを充電スタンドにセットするだけで自動充電されるので、充電切れのリスクから解放されます。
また、片耳タイプなので、電話がかかってきたり、同僚から話しかけられたりしても、すぐに気づくことができます。
もちろん、左右両方の耳に対応しています。
あなたが、自席でのWeb会議のヘッドセットをお探しなら、EKSA業務用 ワイヤレスヘッドセットをご検討ください。
JVCケンウッド KENWOOD KH-M500-B 片耳ヘッドセット
有線タイプ/無線タイプ | 無線 |
片耳タイプ/両耳タイプ | 片耳 |
重さ | 10.3g |
再生時間(1回の充電で) | 6.5時間 |
Web会議をしながら自分の周囲の音も聞くことができる片耳タイプ。
シンメトリー形状でどちらの耳にも装着可能です。
2つの高性能マイクで、自分の声もクリアに相手に聞こえます。
しかも、アクティブノイズキャンセル機能も搭載。
周囲の騒音が気になる環境でも、通話相手の声がクリアに聞こえます。
片耳タイプのイヤホンマイクをお探しなら、KENWOOD KH-M500-Bをぜひ確認してください。
Shokz(ショックス)『OpenComm 2 骨伝導ノイズキャンセリングマイク(SKZ-EP-000022)
有線タイプ/無線タイプ | 無線 |
片耳タイプ/両耳タイプ | 両耳 |
重さ | 35g |
再生時間(1回の充電で) | 16時間 |
両耳タイプではありますが、骨伝導なので、耳をふさぐことなく使えます。
周囲のノイズを効果的に除去して高品質な通話ができるノイズキャンセリングマイクを搭載しているので、自分の声がクリアに相手に聞こえます。
Bluetoothで接続でき、低遅延かつ30mほど離れても通信が途切れることはありません。
防塵防水性能はIP55で、突然の雨でも壊れることはないでしょう。
おすすめの周囲の音を拾わないイヤホンマイク
Jabra(ジャブラ) Elite 7 Pro
私がおすすめするイヤホンマイクは、Jabra Elite 7 Proです。
実際私も、Jabra(ジャブラ) Elite 7 Proを使用しています。
実際に使ってみて一番良かった点は、ケースから取り外すだけで自動的に電源ON、ケースに戻すだけで充電されるところです。
また、ノイズキャンセリングイヤホンなので、Web会議をしていないとき、イヤホンを付けて作業すると、周囲の雑音がカットされ作業に集中できるのも良い点。
機能的なおすすめポイントは以下のとおりです。
おすすめポイント
- 調節可能なアクティブノイズキャンセリングで、相手の声がクリアに聞こえる
- マルチセンサーボイスにより、自分の音声をクリアに伝達
- 片耳モードで周囲の音も確認できる
5段階で調整できるアクティブノイズキャンセリング機能を搭載していますので、周囲の雑音がカットされ、相手の声がクリアに聞こえます。
マイクには、4つの高機能センサーと骨伝導で音声を捉える機能を搭載。
そのため、周囲の騒音が気になる場所でも快適にWeb会議ができます。
しかも、自分が発した声がイヤホンから聞こえる「測音」という機能もあるため、自分がどれだけの音量で話しているかもわかります。
また、片耳モードにすれば、Web会議中でも周囲の音の確認ができるため、Web会議中に隣の同僚と会話もできます。
装着感もよく、長時間のWeb会議でも疲れません。
私は、Jabra(ジャブラ) Elite 7 ProをWeb会議で使うようになって以降、周囲の雑音が気にならず、Web会議に集中できるようになりました。
Web会議用のイヤホンマイクをお探しの方は、Jabra(ジャブラ) Elite 7 Proをぜひ試してください。
Shokz(ショックス) OpenFit オープンイヤーヘッドホン
有線タイプ/無線タイプ | 無線 |
片耳タイプ/両耳タイプ | 両耳 |
重さ | 73.85g |
再生時間(1回の充電で) | 7時間 |
オープンイヤータイプなので、耳の穴をふさがず、聞き疲れ、蒸れを感じないイヤホンマイクです。
周囲の音を感じながらの使用も安心感がありかつ、しっかりとしたフィット感で使いやすいです。
デュアルマイクを最適な位置に配置することで、騒がしい環境でも、しっかり相手に自分の声が届きます。
また、一度に2台のデバイスとペアリングでき、スマホからの不在着信や仕事の通知を心配する必要がありません。
ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン WF-1000XM4
有線タイプ/無線タイプ | 無線 |
片耳タイプ/両耳タイプ | 両耳 |
重さ | 左右各7.3g(イヤホンのみ) |
再生時間(1回の充電で) | 8時間 |
ソニー WF-1000XM4は、前の機種(WF-1000XM3)より進化したノイズキャンセリングを搭載。
低音域から高音域に至る広い帯域のノイズを減らし、付けた瞬間から、静寂を体感できます。
ノイズキャンセリングONでも最長8時間使えるのも、うれしいポイントです。
さらに、ソニー WF-1000XM4 は、ビームフォーミング技術と骨伝導センサーにより、あなたの声をどんな騒音下でも正確かつクリアに収音します。
ソニー WF-1000XM4は、音質がとにかくGood!
音質にこだわりがある方におすすめです。
SHURE(シュア) AONIC 215
有線タイプ/無線タイプ | 有線 |
片耳タイプ/両耳タイプ | 両耳 |
重さ | 380g |
再生時間(1回の充電で) | 充電不要 |
SHURE(シュア) AONIC 215は、有線タイプのイヤホンマイクです。
でも、耳の後ろにケーブルを通す耳かけ型なので、ケーブルが邪魔になりません。
高遮音性テクノロジーにより、周囲の騒音を最大37dB遮断。
ケーブル上のマイク内蔵リモコンを使用して、通話、ボイスコマンド、音量調節および音楽再生など簡単に操作できます。
有線タイプのSHURE(シュア) AONIC 215なら、充電切れを気にすることなく、Web会議に没頭できます。
ただ、有線タイプなので、Web会議の前後でケーブルをいちいち脱着する手間があるのが難点です。
よくある質問と答え
周囲の音を拾わないヘッドセットってどうやって選ぶのですか?
周囲の音を抑えるためには、マイクにノイズリダクション機能が付いているヘッドセットを選ぶことが重要です。
また、マイクが単一指向性であるかも確認してえらびましょう。
ヘッドセットの指向性とは何ですか?
ヘッドセットの指向性は、マイクがどの方向から音を拾うかを表します。
双方向性のマイクは、会議室全員の声を拾いますが、その一方、周囲の音も拾ってしまいます。
単一指向性のマイクだと、話し手だけの声を集音し、周囲の音を抑えることができます。
周囲の音を拾わないヘッドセットは、どのようなシーンで役立ちますか?
周囲の音を拾わないヘッドセットは、自席で行うWeb会議に最適です。
隣の席の人の会話など気にせず、Web会議ができます。
ヘッドセットのマイク位置は重要ですか?
はい、マイク位置は通話品質に影響を与えます。
マイクが口元に近い位置にあるヘッドセットは、クリアな音声で、相手に聞き取りやすいです。
ヘッドセット選びで価格帯に注意すべきポイントはありますか?
価格帯によって、機能や品質が異なります。
高価なヘッドセットはノイズキャンセリング機能など高機能を提供します。また高音質であるものも多いです。
一方、低価格帯のものは基本的な機能のみ持つことが多いです。
予算と用途に合ったバランスを考えて購入しましょう。
まとめ
このページでは、ヘッドセットをおすすめする理由、周囲の音を拾わないヘッドセットの選び方のポイントを紹介しました。
Web会議に自席で参加するなら、上述のポイントを参考に、あなたにピッタリなヘッドセットまたはイヤホンマイクを見つけてください。
最後に今回紹介した商品を以下にまとめておきます。