在宅ワークでも、ノートパソコンの拡張モニターとして、液晶モニターを設置したいけど、机のスペースがない!
という理由から、液晶モニターの設置をあきらめているということはないでしょうか?
私の作業机は、横幅68cm、奥行42cmしかなく、ノートパソコン1台置くと、液晶モニターを設置するスペースがありません。
そんな時に、知人に勧められたのが、モニターアームでした。
モニターアームを使えば、狭い机でも液晶モニターの設置ができました。
拡張モニターのおかげで、在宅ワークでの作業効率が格段にアップ!
このページでは、モニターアーム選びで失敗しないためのポイントとおすすめ3選を紹介します。
モニターアームとは?

モニターアームとは、液晶モニターを取り付けて机の上のスペースを有効活用できるパソコン周辺機器です。

モニターアームを使うことで、上記の写真のようにモニターの下にスペースができ、スペースを有効活用できます。
しかも、液晶モニターの向きや位置も、上下左右に自由に調整できます。
液晶モニターの位置が上がることで視線も上がるため、姿勢が良くなり、楽に作業できるという効果もあります。
では、モニターアームはどのように選べば良いのでしょうか?
モニターアームを選ぶ際に、重要となるのがVESA規格です。
VESA規格とは?

VESA規格とは、「ベサきかく」と読み、液晶モニターの背面に取り付けるネジ穴の位置を統一した国際標準規格です。
使おうとしている液晶モニターに、VESA規格に対応したネジ穴がないと、モニターアームを取り付けることができません。
VESA規格に対応している液晶モニターには、主に「75×75mm」または「100×100mm」の間隔で4つのネジ穴があります。
液晶モニターのサイズによって、ネジ穴の間隔は異なりますので、モニターアームを購入する際には、ネジ穴の間隔も確認しましょう。
VESA規格以外にも、モニターアームを選ぶ際のポイントがあります
以下に記載しますので、確認してください。
失敗しないモニターアームの選び方
モニターアームを選ぶポイントは以下の4つです。
- 設置方法
- 可動方式
- 取り付けるモニターの重さ、サイズ
- 取り付けるモニターの台数
それぞれについて、以下に解説します。
【失敗しないためのポイント1】設置方法を確認
クランプ式

取り付けたい机の天板を上下から挟み込んで固定するタイプのものです。
デスクに穴を空けずに固定できるため、誰でも簡単に設置できます。
最も普及しているのが、このクランプ式のものです。
ただ、天板を上下から挟み込んで固定するので、ガラス製など割れやすいデスクでの使用には向いていません。
グロメット式

机の天板に穴をあけて、ボルトを通して天板を挟み込んで固定するタイプのものです。
穴をあけて固定するのでクランプ式よりも安定性があり、重たいモニターも取り付けられます。
机に穴を開けなければならないため、設置位置を簡単には変えられないのがデメリットです。
ポール固定式

既に自宅にある柵や物置き台などの支柱(ポール)に設置するタイプのものです。
支柱を動かすことで、モニターの角度やデスクとの距離を調整できるのがメリットです。
ただ、支柱の径が合わないと設置できないため、支柱の径を確認しましょう。
壁面固定式

壁面に直接取り付けるタイプのものです。
机に取り付けるものがないため、机のスペースをフルに使う事ができます。
ただ、壁に穴を開けてモニターアームを取り付ける必要があります。
在宅ワークだと、自宅の壁に穴を空けなければならないので、あまりおすすめではありません。
特に賃貸物件の場合は、壁に穴を開けられない場合もあるので、注意が必要です。
【失敗しないためのポイント2】可動方式を確認
モニターアームを選ぶ際は、可動方向もチェックしてください。
可動方式については以下の3つのタイプがあります。
水平垂直可動タイプ

縦・横・斜め、全方向に可動するタイプです。
動かせる範囲が広いため、見やすい位置に細かく調節できます。
水平可動タイプ

高さは固定で、水平方向のみ可動するタイプです。
高さを変える必要がない場合は、このタイプも検討してみてください。
垂直可動タイプ

上下のみ可動するタイプです。
このタイプは、比較的お求めやすい価格となっています。
【失敗しないためのポイント3】取り付けるモニターの重さ、サイズを確認

モニターアームに取り付け可能なモニターの重さを確認してください。
あなたのモニターの重さが耐荷重の範囲を超えていると、モニターアームが壊れたり、モニターが落下したりする可能性があります。
耐荷重の範囲内でもギリギリだと壊れるかもしれないので、余裕があるものを選びましょう。
また、対応モニターのサイズも確認してください。
モニターアームには対応インチ数が決められていますので、あなたのモニターのサイズも確認して選んでください。
【失敗しないためのポイント4】取り付けるモニターの台数を確認

モニターアームに取り付けることができるモニターの数は、1台のものから、2台以上取り付けできるものまであります。
モニターの台数が増えれば、作業効率は上がりますが、その分スペースを取ってしまいます。
あなたの用途と、設置できる場所を確認して、取り付けるモニターの台数を決めましょう。
在宅ワークにもピッタリ!おすすめモニターアーム 3選
ここからは、おすすめのモニターアームを紹介します。
在宅ワークで、狭い机にも設置できるものを厳選しました。
あなたのモニターアーム選びの参考にしてください。
エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム

設置方式 | クランプ式/グロメット式 |
可動方式 | 水平垂直可動タイプ |
対応モニターサイズ | 34インチまで |
対応モニター耐荷重 | 3.2kgから11.3kgまで |
VESA規格 | 100×100mm/75×75mm |
最大34インチまでのモニターを取り付けられるモニターアーム。
耐荷重は3.2~11.3kgと多くのモニターに対応できるのが特徴です。
特許取得済みコンスタント・フォース技術により、軽く触れるだけでモニターの位置調節ができます。
コンスタント・フォース技術については、こちらのページを参照してください。
ガススプリング式のような経年劣化がないので、長く安心して使えます。
可動範囲も下図のように広く、自由に動かせますので、自分の好みに合った位置にモニターを設置できます。

モニターの位置を変更することが多い人には、エルゴトロン LX デスクマウント モニターアームがおすすめです。
BESTEK PC モニター アーム

設置方式 | クランプ式 |
可動方式 | 水平垂直可動タイプ |
対応モニターサイズ | 27インチまで |
対応モニター耐荷重 | 10kgまで |
VESA規格 | 100×100mm/75×75mm |
BESTEK PC モニター アームは、レバーで高さを調節するタイプのモニターアームです。
工具不要で、レバーの開け閉めだけで、上下の高さを変えられます。
水平方向は、3つの関節で自由に移動できます。
また、なんといっても魅力的なのが、お求めやすい価格です。
コスパのよいモニターアームを使いたい方におすすめです。
グリーンハウス 液晶ディスプレイアーム

設置方式 | クランプ式/グロメット式 |
可動方式 | 水平垂直可動タイプ |
対応モニターサイズ | 32インチまで |
対応モニター耐荷重 | 8kgまで |
VESA規格 | 100×100mm/75×75mm |
メカニカルスプリング式のモニターアームです。
メカニカルスプリング式とは、ばねの力によってモニターを支える方式。
そのため、ガススプリング式のような、経年使用によるガス抜けがないため、長く安心して使えます。
価格が安いのも魅力です。
32インチまでのモニターを接続できるので、とりあえず、モニターアームを試してみたいという方には、おすすめです。
まとめ
拡張モニターがあると在宅ワークでの作業効率が格段にアップします。
でも、狭い机に拡張モニターを取り付けるためには、モニターアームが必要となります。
取り付け方法や、可動方式など、この記事を参考にして、あなたにぴったりなモニターアームを選んでください。
最後に、このページで紹介したモニターアームをまとめておきます。
商品 | LX デスクマウント モニターアーム | PC モニター アーム | 液晶ディスプレイアーム |
商品画像 | ![]()
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メーカ | エルゴトロン | BESTEK | グリーンハウス |
設置方式 | クランプ式/グロメット式 | クランプ式 | クランプ式/グロメット式 |
可動方式 | 水平垂直可動タイプ | 水平垂直可動タイプ | 水平垂直可動タイプ |
対応モニターサイズ | 34インチまで | 27インチまで | 32インチまで |
対応モニター耐荷重 | 3.2kgから11.3kgまで | 10kgまで | 8kgまで |
VESA規格 | 100×100mm/75×75mm | 100×100mm/75×75mm | 100×100mm/75×75mm |
詳細は>> | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら |
ぜひ、在宅ワークに拡張モニターとモニターアームを導入して快適に作業しましょう。